血液は体の隅々まで酸素や栄養を運ぶ重要な役目をになっています。血液は心臓から動脈を通って全身の細胞組織に酸素を栄養を運びます。その後、老廃物や二酸化炭素を受け取り静脈を通って心臓に戻ります。この心臓が血液を送り出す圧力のことを血圧といいます。
上の血圧【収縮期血圧】
血液を送り出す時は、心臓が収縮し強い圧力がかかります。
これを収縮期血圧(上の数値)と言います。
下の血圧【拡張期血圧】
また血液を心臓に戻すために心臓が大きくなり圧力が弱くなった状態を
拡張期血圧(下の数値)と言います。
このように収縮期と拡張期を交互に繰り返し血液を循環させています。しかし血圧は一定ではありません。激しい運動をする時には、酸素や栄養が沢山必要になりますから、心臓がフル稼働しますので当然、血圧は高くなります。
また安静時や睡眠時には、酸素も栄養も最低限あれば足りますので当然、血圧は低くなります。つまり人間の活動状況によって血圧は常に変動していますから、一時的に血圧が高くなることは異常ではありません。
一般的に昼間は、活動的に動いていますので血圧は高くなります。
また夜は、動きも少ないので血圧が下がり睡眠中は低い状態で安定します。
しかし、夜になっても血圧が下がらなかったり、昼でも安静時に血圧が高い状態が続いている場合は、体内に何らかの異常が発生していると考えられます。 血流が悪くなり細胞に栄養素が届かないため、心臓が無理をして血圧を上げているのです。
つまり常に血圧が高い状態が続くと高血圧と診断されてしまいます
健康な状態での血圧の変動は理解できたと思いますが、高血圧患者の血圧が高くなる仕組みとは、体内で何が起こっているのでしょうか?体の中では、色々な異常事態が発生します。
血圧の仕組みは、よくホースで水をまく様子に例えて説明されます。ホースの一部分をつまむと水が勢いよく飛び出すシーンです。血管をホースに例えれば、血管の一部が細くなれば血液が勢いよく流れます。血圧が高い状態を上手く例えている訳です。
このように血圧が高くなるのは血流が悪くなった時に起こります。
●血管が細くなれば血圧が高くなります。
コレステロールが血管の内側に溜まると血管が細くなります。
●血管が硬くなると血圧が高くなります。
動脈硬化を起こすと血管が硬くなり柔軟性がなくなります。
●血管が詰まると血圧が高くなります。
血栓(血の固まり)が血管につまってしまうと状態です。
●血液の量が増えると血圧が高くなります。
尿を上手く排泄できないと血液量が増えてしまいます。
●血液がドロドロになると血圧が高くなります。
血液中の糖分や脂質が高くなると血液が流れにくくなります。
このように体内で血流を悪くしてしまう異常事態が、いくつも重なって発生しているが高血圧という病気です。 この他にも運動不足が原因で筋肉が硬くなり血管を圧迫して血流が悪くなるケースや交感神経や副交感神経など自律神経の乱れも血圧に影響します。 体内では様々なことが起きて、それが原因になっています。
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