心臓に起きる高血圧の合併症は心肥大・狭心症・心筋梗塞の3種類です。血液の流れが悪くなることで、心臓に負担をかけ続けて起こる心肥大や血管が細くなって血流が悪化して起きる狭心症・心筋梗塞など心臓に起きる高血圧の合併症は、どれも生命を脅かす危険な病気です。
壁が厚くなる!動脈硬化や高血圧になると血流が悪くなるので心臓は、より強い力で血液を送り出そうとします。心臓の壁は筋肉でできていて負担を軽くするため壁が厚くなってきます。特に血液を送り出す左心室の壁が厚くなることを心肥大と言います。心肥大の状態が続くと酸素と栄養が不足し機能が低下し心不全を引き起こします。しだいに動悸・息切れが起こり呼吸困難に陥ることもある危険な病気です。
冠動脈が狭くなる!心臓の筋肉に酸素や栄養を送る動脈を冠動脈といい右冠動脈と左冠動脈があります。この冠動脈に動脈硬化が起きると内腔が狭くなり異常な血管収縮が起こり発作を起こします。発作は胸を圧迫するような痛みで、発作を起こした場合は「ニトログリセリン」や「亜硝酸薬」を舌の舌に含んで発作をおさめます。胸の痛みや発作をおこすようなら専門医による治療が必要です。
血管が詰まる!冠動脈の血管が詰まると血流が途絶えます。長時間にわたり血流が途絶えると詰まった箇所の先へ、血液が流れなくなるために心筋の細胞が壊死してしまいます。このような壊死した状態が、強い胸痛や呼吸困難を起こし長時間にわたり続き発作を起こします。発作が起きると救急車でICUやCCUのある病院へ運ばれ、冠動脈形成手術、バイパス手術、ステント挿入手術などが行われる危険な病気です。
日本人の死因の中で心筋梗塞が占める割合は、16%を超えています。つまり100人中16人が、心筋梗塞など心疾患が原因で亡くなられているのです。高血圧になると心臓の合併症のリスクが高まるので一刻も早く治療する必要があります。
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