ナトリウム表示に騙されるな!

高血圧の人をはじめ塩分制限をしている人にとって、頭の痛い問題が食品のナトリウム表示です。
ほとんどの食品の塩分量は、ナトリウムで表示されているので塩分量と錯覚してしまいます。

塩分量とナトリウム量は、まったく違う数字です。実際にコンビニやスーパーで確認してみてください。
調理パンや弁当などのラベルを確認するとナトリウム量900mgなんて表示されているのです。

900mgというと0.9gと勘違いしやすいのですが、ナトリウム量を塩分に換算する方法は、
以下の表のように【ナトリウム量 × 2.54】が塩分量になる計算方法なのです。

ナトリウム塩分換算表
ナトリウム塩分換算表

つまり購入したパンが、ナトリウム量900mgとすると・・・単純に計算して塩分量は【2.3g】になります。

もし1食あたりの塩分量を2g以内に制限しているなら、パン1個で完全にアウトになる塩分量ですから注意が必要となります。

私はナトリウム表示の場合は、大雑把に3を掛けて、大体の塩分量に換算するようにしています。

使う量と含有ナトリウム量の関係

もう一つ間違えやすい表示が、ドレッシングや胡麻だれなど使う量に対してナトリウム量が表示されている場合です。

例えばドレッシング類は、1回あたり15gに対してナトリウム量300mgなどと表示されています。

この場合、単純に2.54倍して0.8gの塩分量と安心てはいけません。ドレッシング15gって、どれほど少ないか?

15gは、大さじにすると1杯の量です。普通にサラダにドレッシングをかけると数倍の量を使ってしまいます。

胡麻だれも同様です。しゃぶしゃぶを食べる時に胡麻だれ大さじ1杯なんて少な過ぎますよね?

このように使う量に対して、ナトリウム量が表示されている場合は、食べる量も調整する必要があります。

減塩生活をする場合は、塩分量とナトリウム量の関係をしっかり理解しておく必要があります。