東洋医学で高血圧を治療する

サソ
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東洋医学の治療法の効果とは?

今日は僕の経験の中でも、高血圧治療の考え方が一変した東洋医学との出会いの話をしたいと思います。多くの方が東洋医学と聞くと胡散臭いとか?本当に治療できるの?という疑いを持っているのではないでしょうか?実は僕自身が、東洋医学をまったく信用していない一人だったから、そう思うのです。

しかし、僕が東洋医学の治療法を凄いと思った理由は、約6年もの間、高血圧の薬を飲み続けているのに、まったく薬を辞められる状況にならないことに疑問を持ったところからはじまりました。

もちろん基礎知識として、高血圧は生活習慣病ですから、薬を飲んだだけでは完治しないことは解っていたつもりです。それでも薬を飲み続ければ、少しずつでも改善されてゆくのでは?という微かな希望を持っていたのも事実です。しかし、わずかな望みもまるで叶えられないまま6年間が過ぎ去ったのです。

医学の進歩は凄いけど・・・

IPS細胞を使った最新の治療法の研究や最新の医療機器の開発など、現代医学の進歩は凄い勢いで進んでいます。また新薬の研究開発も素晴らしいと思うのですが、現実は薬や手術でも治せない病気がたくさんあるということに気づきもしませんでした。

高血圧も糖尿病も根本的に完治させる薬はありません。血圧が高ければ血圧を下げる薬、血糖値が高ければ血糖値の上昇を抑制する薬というように治療する薬ではなく、症状に対処する薬しか無いのが現実なのです。

僕の場合は、毎月1回の診察と血液検査と薬代で約1万円かかっていました。6年間で72万円もかかっている計算です。さらに2ヶ月間の検査入院でかかった費用は200万円を超えていました。保健が適用になったので、実際には30万円ほどの負担ですんだのですが・・・

結局、高血圧治療の専門医に6年間も診察を受けたのに状況は何も変わらないことに気付き、いよいよ抜本的に生活習慣を改善しようと決意するに至ったわけです。そうしなければ生涯治療費の負担が続くだけでなく、薬による副作用が与えるダメージが大きいと思ったからです。

東洋医学との出会い

そんな時に出会ったのが東洋医学です。しかし、出会いのキッカケは高血圧とは関係ない病気でした。その頃、わたしの妻は胃酸が逆流して胸焼けする逆流性食道炎という病気の治療で1年以上病院で薬を処方されていましたが、まったく改善されない状況が続いていました。

症状の改善が見られないので、どんどん強い薬に変わり量も増えていたのですが全然良くならず心底悩んでいました。医師からは放置すると食道ガンになると言われ困り果てていたのです。その最悪の状況を救ってくれたのが東洋医学の第一人者の福辻先生でした。

病院でレントゲン造影検査や食道内圧測定をはじめ、内視鏡検査や24時間PHモニタリングなどでも原因が解らなかったのに、逆流性食道炎の原因は別のところにあるのでは?といって診断の結果、肥満や便秘が胃を圧迫して胃酸を逆流させていることが解ったのです。

しかも、4〜5日に1回という重度の便秘症も腸を直接マッサージして瞬時に解消してしまいます。同時に胃酸の逆流もなくなりました。本当に驚きです。さらに良い状態を維持するために自分で出来るケア方法をいくつも教えてくれるのです。これが東洋医学の凄さを知った瞬間でした。

高血圧と東洋医学

症状だけを診るのではなく、症状を起こす原因を探り出し、原因を取り除くことで症状を緩和させる東洋医学の威力に感動した私は、自分の高血圧を改善できるのではと思ったのです。

食事療法も運動療法も行っているにも関わらず、相変わらず薬を飲み続けている状況が続いていたので徹底的に東洋医学で高血圧を治す方法を調べました。その結果、いくつかの治療法があることが解りました。

李鍼灸治療院の李昇昊( り・すんほ)先生
東洋はり灸整骨院の石丸昌志先生
アスカ鍼灸治療院の福辻鋭記先生

この中で度肝を抜かれたのが、福辻先生のストレッチです。

私は薬を飲んでいるので普段は130mmhg前後の血圧で安定していますが、スクリを飲み忘れたりすると160〜170台に跳ね上がります。普通に生活していても、頭痛がする日などがあり血圧を計ると140〜150位ある時もあるのです。

この時に福辻先生のストレッチを5分ほど行い血圧を測定すると120mmhg台まで血圧が下がるのです。凄いと思いませんか?即効です!たった5分という即効性があるのです。

即効性の秘密

この高血圧専用のストレッチは、福辻式と呼ばれ即効性が特徴です。即効性がある理由は、東洋医学のツボ押しと同じ原理です。血液の流れを良くするツボを押すと一時的に血流がよくなり血圧がさがるのです。この原理を応用したのが福辻式ストレッチでした。

ツボを押して血流を改善するという考え方に加えて、筋肉と関節を柔らかくするストレッチが組み合わされています。東洋医学的には、体に悪い生活習慣の蓄積により血液の流れを悪くする原因が体内にいくつも発生していると考えています。

食事や運動をすることで、肥満やメタボリックシンドロームを改善し、血液の循環を促して血圧を正常値に安定させようというのは東洋医学も同じ考え方です。ですから高血圧の治療には生活習慣の改善が必須という基本は変わりません。

ところが、生活習慣を改善したり、いくら運動をして肥満を解消しても高血圧が治る事はほとんどありません。統計的に見ても根本的に高血圧を改善できた人は数パーセントしかいないのです。東洋医学の凄いところは、この原因に対して改善法を提案している点です。通常の高血圧改善法というのは・・・

このような生活習慣の改善が行われます。これだけ改善しても血液の流れを悪くする原因を取り除けない場合がほとんどなのです。これを東洋医学の考え方で治療すると血流を悪くしている原因がもう一つ追加されます。

筋肉や関節が硬くなり血管を圧迫して血流を悪くしてる

6年間も病院で診察を受け生活改善の指導も受けてきたのに、こんな話を聞いたのは初めてでした。加齢による老化現象で誰でも筋肉や関節は硬くなります。まして運動不足で太っている人は、さらに血管を圧迫するので、益々血液の流れがわるくなるのです。

筋肉や関節が血管を圧迫している状態では、どんなに生活習慣を改善しても血圧は下がりません。そこで福辻先生は、東洋医学のツボ押しと筋肉や関節を柔らかくして血流を改善できる両方を同時に出来る高血圧専用のストレッチを考案したのです。

自分でケアするのが東洋医学の基本

このストレッチは1回5分でいいので、毎日行うのが基本です。東洋医学では治療院で施術を受けると、その後、自分でケアできるストレッチや体操などを指導してくれます。つまり症状を起こす原因を作らないように生活し日常生活の中で自分でケアしよう!というのが基本的な考え方なのです。

ストレッチの効果は、即効で血流を改善するところにあります。実施した直後には血流が良くなるので血圧が下がるのは当然です。これを毎日少しでも時間があるときに継続することで筋肉や関節が血管を圧迫することがなくなります。すると食事や運動などの効果と相まって高血圧になる原因が改善されるという治療法なのです。

まだまだ東洋医学の秘密はたくさんあるのですが・・・長くなったので、また今度ご紹介します。

でわ、今日は、この辺で!

高血圧ストレッチを詳しく知りたい方は、コチラでご覧ください。

東洋医学が通用しない高血圧

今まで東洋医学が高血圧の治療にピッタリという話をしてきましたが、高血圧の9割以上を占める本態性高血圧に効果的とうい話です。その理由は生活習慣が主な原因となっているため薬で治療できないからです。しかし、高血圧でも二次性高血圧には東洋医学のチカラは及びませんでした。これは僕自身が二次性高血圧になって解ったことです。続きはコチラでご紹介します。


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