アメリカの心臓外科医アトキンス博士がローカーボ療法を始めました。
肥満が心臓病の原因であることから、肥満治療のダイエット法として
糖質(炭水化物)制限をすることで短期間に効果を求める方法です。
その頃、大抵の意見として、肥満の原因は高カロリー高脂肪とされていましたが、
アトキンス博士は、高カロリー高脂肪よりも炭水化物の方が肥満に影響すると考えたのです。
日本では、崇高クリニックの荒木裕院長が、いち早くノンカーボ療法に取り組んでいます。
ローカーボ療法では、炭水化物を控えた糖質制限食が中心ですが、
荒木先生のノンカーボ療法では、一切の炭水化物と糖質をカットするというものです。
ここがローカーボ療法とノンカーボ療法の大きな違いですが、すでに崇高クリニックでは、
たくさんの高血圧患者・糖尿病患者・鬱病患者の治療実績を挙げています。
荒木式ノンカーボ療法の実践ポイントは、一切の糖質をカットする考え方です。
日本人にとって、ご飯や麺類、パンなど主食を食べると習慣がありますが、
まずは主食と副食という習慣そのものを見直すことから始めることになります。
その理由は、すでにお分かりの通り、主食は炭水化物だからです。
炭水化物を始めとする砂糖、甘味料、ショ糖、ブドウ糖、はちみつ、など
でんぷん質を含む糖類(carb)を出来るだけ摂らないようにすることです。
体に良い糖類は、L−フェニールアラニン・エリスリトール・ステビア
スクラロース・サネット・甘草などが代表的な糖類です。
逆に炭水化物の摂取をカットする分、栄養バランスに注意する必要があります。
良質のタンパク質、必須脂肪酸、必須アミノ酸、必須ミネラルなどは、積極的に摂る必要があります。