理研ビタミンの『わかめペプチド粒タイプ』は高めの血圧を下げる機能性表示食品です。『わかめペプチド粒タイプ』は1週目から血圧が下がり始め8週目で血圧が安定するというデータが報告されていますが、その効果について検証してみました。
目次 -Contents-
1. わかめペプチド粒タイプは機能性表示食品
2. わかめペプチド粒タイプの効果
3. わかめペプチド粒タイプの血圧を下げるメカニズム
4. 機能性関与成分『わかめペプチド』とは?
5. わかめペプチド粒タイプの飲み方
6. わかめペプチド粒タイプのデメリット
7. わかめペプチド粒タイプのコスパはどう?
血圧を下げるサプリメントには幾つかのタイプがありますが『わかめペプチド粒タイプ』は機能性表示食品に属します。機能性表示食品は、事業者の責任で特定の保健の目的が期待できる旨を表示することを消費者庁長官に届出たもので、特定保健用食品と異なり消費者庁長官による個別審査は受けていません。
つまり『わかめペプチド粒タイプ』には血圧を下げる成分が入っており、その作用によって高めの血圧を安定させると表示されたサプリメントになります。
わかめペプチド粒タイプの効果は、飲み始めて1週間目から血圧が下がり始めて、約8週間で血圧が安定するというデータが報告されています。この効果は『わかめペプチド粒タイプ』降圧作用によるもので、降圧剤と似た成分が作用しています。ただ薬ではありませんので、効果の即効性はありません。緩やかに血圧を下げるというものです。
わかめペプチド粒タイプは、2つの作用で血圧を下げるメカニズムです。まず機能性関与成分である『わかめペプチド』が、アンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きを阻害します。これにより血圧を上げる物質の発生を抑えます。このACEの働きを止めると血圧を下げる物質ブラジキニンの分解が減るというダブルの作用で血圧を安定させます。
ペプチドとは、タンパク質を酵素で分解して細かくなったものです。『わかめペプチド』は、わかめに含まれるペプチドでフェニルアラニルチロシン、バリルチロシン、イソロイシルチロシンの3種類があります。理研ビタミンは、60年以上にわたって「わかめスープ」をはじめとした海藻製品を追求しており、血圧を下げる作用を発見しました。
ちなみに血圧を下げるサプリに使われるペプチドは『わかめペプチド』以外にも、イワシ由来の『サーデンペプチド』やゴマから取り出した『ゴマペプチド』やかつお節から抽出した『かつお節オリゴペプチド』などがあります。
わかめペプチド粒タイプは、1日4粒を目安に毎日続けることが効果的な飲み方です。飲むタイミングは決まっていませんので、いつ飲んでも大丈夫ですが、朝夕に分けて飲むなどバランスをとった飲み方をお勧めします。また小さな錠剤状の食品なので味やにおいを気にすることもありませんし、携帯できるのでどこでも手軽に飲めるのも特徴の一つです。
これは『わかめペプチド粒タイプ』だけでなく降圧作用の成分が入ったサプリメントに共通しているデメリットですが、飲用を辞めると血圧が元の高い状態に戻るという欠点があります。そのため公式ページでも血圧を安定させるためには継続することが必要という記載があります。
わかめペプチド粒タイプの通常価格は120粒入りで4,546円です。定期購入すると初回2,273円と格安で購入できますが、2回目以降は4,092円になります。継続して使う場合は、毎月4,092円掛かりますから1日あたりの費用に換算すると【約137円】になります。