福辻式★高血圧

この【福辻式】高血圧対策ストレッチのメリットはダイレクトに血流を改善できるところです。多くの高血圧患者が運動不足を指摘され、ウォーキングやジョギングなど有酸素運動を始めても、その効果がなかなか現れずに悩んでいる筈です。

確かに有酸素運動を長期間継続すれば、効果が出てくるのですが、運動そのものが血圧を下げる訳ではありません。運動により代謝が良くなり、肥満が解消され、血液の流れが改善されて血圧が下がるので間接的なアプローチなので効果が出るまでに時間がかかるといわれています。

直接アプローチで血圧を下げる

東洋医学の考え方の一つに血流が悪くなる原因は、加齢や運動不足により関節や筋肉が硬くなり血管を圧迫しているというものがあります。事実ツボを刺激すると一時的に血圧が下がる事は、ご存知の方も多いのではないでしょうか？

血流が悪くなっている部分のツボを刺激することで、血流が改善され血圧が下がるのですが、この考え方を元に開発された高血圧専用のストレッチなのです。

つまり５分間のストレッチの中に、血管を圧迫している筋肉や関節を柔らかくして直接的に血流を改善するようにプログラムされています。ですからストレッチ終了後に血圧を測定すると10〜30mmhgも血圧が下がる効果があるのです。

強いストレスを受けると交感神経が働き血圧が急上昇します。長時間ストレスを受け続けると高血圧状態が続き高血圧を悪化させる原因となります。仕組みはコチラを参照ストレスが高血圧の原因と言われる理由ですが、効果的な対策は副交感神経を働かせることです。

副交感神経は血圧を下げる働きがありますが、自分の意思でコントロールできるものではありません。睡眠や休息など安静時には酸素や栄養を必要としないため自然と副交感神経が働き血圧を下げています。このように副交感神経が働かないとストレスを受けて血圧が高い状態が続いてしまいます。

自分でコントロールできない副交感神経ですが、筋肉を柔らかくすることでリラックス状態を作ると自然と働き始めます。ストレスを感じたりしたらストレッチで筋肉をほぐすことでリラックス状態を意図的に作り出すことができます。