ダークチョコレートの血圧を下げる効果

ドクター

みんなの家庭の医学で高血圧を予防する意外な食べ物がとして「チョコレート」が紹介されていましたので、今日はその内容をご紹介します。

今や日本でも約900万人にも及ぶ高血圧患者と言われています。50代、60代、70代ではトップクラスにランクされる国民病と言われています。主な原因と考えられるのは、塩分、脂質、運動不足、喫煙、飲酒など悪い生活習慣が考えられており、慢性的に高い圧力が血管にかかることで、血管はしなやかさを失い、硬く厚みを増すようになります。

すると、ある瞬間に血管が破裂して出血したり血管が詰まってしまう、日本の死因の上位を占める心筋梗塞や脳卒中など命に関わる病気を引き起こす危険性が高いのです。そんな、高血圧をチョコレートで改善させる研究が世界中で進行しているんだとか。そのチョコレートと血圧の関連性の発表された論文は現在までに150編以上にものぼっているんだそうです。


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日本の国民1人1日あたりの食塩摂取量は平均10.4g(男性11.4g/女性9.4g)です。日本人に高血圧が多い原因の一つです。※ちなみに世界の平均は、1日5g!1日の塩分を6g以内に抑えた食事をお届けするサービスです。
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エピカテキンが血圧を下げる

ダークチョコレートの中の、どの物質が血圧を下げる効果があるのでしょうか?答えは、ポリフェノールの一種のエピカテキンという物質です。エピカテキンは白い粉状の物質、りんごやぶどう緑茶にも含まれている物質ですが、特にチョコレートに多く含まれているそうです。

血圧が下がるメカニズムとは
チョコレートを食べると小腸でエピカテキンが吸収され、血液中に流れます。 すると、血管の収縮をつかさどる血管の内側の細胞『血管内皮細』にしみこみその活動が活性化され、血管が拡張し血圧の上昇を抑えるというのです。 以前は、チョコレートというと、カロリーが高く、糖質も多いカラダには良くないと思われていましたが、10年前から研究がされ始め高血圧の予防効果があることが分かってきたのです。

1日100gのチョコレートを15日間食べると・・・

ダークチョコレートの画像

例えば、2005年イタリア ラクイア大学の研究で発表した論文では、20名の高血圧患者に1日100gのチョコレーを15日間食べ続けたところ・・・最高血圧が12も下がったんだそうです。 さらに、2011年ウォールデン大学の研究チームでは、14,310人の食生活を調査したところ、チョコレートを食べている人の方がより血圧が低いことを突き止めました。

そして、ついに2011年世界で最も権威があるハーバード大学がチョコレートの調査にのりだしました。研究にあたったのは、ハーバード大学の医学部 エリック・ディン教授。その結果、チョコレートには血圧を下がる効果があると太鼓判を押したんだそうです。

実はチョコレートは、昔からクスリとして珍重されてきたんだそうで、その歴史は、紀元前2000年のメキシコにさかのぼります。チョコレートが食べ始められたのは、王族や貴族が疲れを回復するため、当時のチョコレートは原材料のカカオ豆の種子をすりつぶして砂糖もなにも加えていないものをそのまま飲む飲み物でとっても苦くて美味しくなかったんだそうです。

血圧を下げるチョコレートの種類

では、どんなチョコレートでも効果あるのでしょうか?在、多くの種類のチョコレートが販売されていますが、大きく分けて3種類になります。

◆ミルクチョコレート・・・カカオ+砂糖+粉乳類 ※一般的に多く商品に使われているもの。
◆ホワイトチョコレート・・・カカオバター+砂糖+粉乳類
◆ダークチョコレート・・・カカオ+砂糖 カカオの含有量が多いのが特徴。

実は、医学的に効果があると証明されているのは、最後のダークチョコレートだけだと言われており、他のチョコレートに関しては、まだ研究段階です。

チョコレートを食べている人の血圧は?

本当にチョコレートを食べている人は血圧が高くないのか徹底調査!さて、どこで、調査したと思いますか?そこは、日本で一番チョコレートを食べているかもしれない会社『森永製薬』森永製菓本社には、各フロアーに自社製のココアの無料サーバーが用意されており飲み放題。さらに、自社商品も食べ放題なんです。

そこで、商品を製造する際に検査を行っている45才の男性、この方は仕事で1日に100g~150g位食べているんだそうです、これは板チョコ3枚分になります。また、食品研究を行っている44才の女性、この女性は仕事では1日に500~600cc位はココアを飲んでいるんだとか。

この2人を含めた高血圧が急増する30代以上の9名を対象に調査を行いました。ちなみに、血圧の正常値は、上が130未満、下が85未満です。その結果、全員が正常値でした。

チョコレートに秘められた高血圧だけではない効果とは?

実は、チョコレートには血圧を抑える働きのほかにも医学的効果があるんだそうですよ。それは、血管の若返りです。では、血管の老化とはどんな症状なのでしょうか?血管は老化すると固くなり弾力がなくなります。それが良く言われている動脈硬化と言う状態。この状態が続くと脳卒中や心筋梗塞などの病気を引き起こす可能性があります。

チョコレートに含まれているエピカテキンが抗酸化作用があり、血管を酸化させて硬くしている原因である活性酸素をエピカテキンが分解し硬くなった血管をしなやかな状態に戻すと考えられています。どの位の抗酸化作用がチョコレートに含まれているエピカテキンにはあるのか面白い実験を番組では紹介していました。

その実験は、長い間使用されて黒く錆びついた10円玉を水と溶かしたチョコレートいれて1週間放置したら、水に入れた十円玉は変化はありませんでした。しかし、溶けたチョコレートに入れた十円玉は黒く錆びた汚れが落ちてきれいになっていたんですよ!凄くないですかチョコレートのエピカテン。

ではどの位の量のチョコレートを効果的に食べれば良いのか?

研究では、ダークチョコレートの板チョコを1日1枚から2枚くらいで効果がでたと言う研究が多い。しかし、1片(6,3g)でも血圧が低下したと言う研究もあるので、少量でも継続して食べることで効果の期待があると考えられています。しかし、食べ過ぎは良くないとのこと。食事バランスガイドでは、チョコレートなどの嗜好品は1日200カロリーまでを推奨しています。板チョコ1枚は300~400カロリーがあり、ご飯にすると1膳半くらいのカロリーがあることになります。ですので、板チョコ3分の2~2分の1枚程度を上限に食べると良いそうです。

また、ダークチョコレートはカカオの含有量が多いので、ミルクチョコレートより脂質が1.2~1.5倍多いのでその点を注意して毎日の食事のバランスを考えて食べることが大切です。効果的な食べ方は、血液中にチョコレートのエピカテンの濃度をなるべく高い状態で長く保つことが大事なので、こまめにちょこちょこ食べるのが良いんだそうですよ。チョコを食べた後のエピカテンの血中濃度は2時間でピークになるので、2時間ごとに少しずつ食べると高い濃度を保つことができます。



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塩分の摂り過ぎ大丈夫?
日本の国民1人1日あたりの食塩摂取量は平均10.4g(男性11.4g/女性9.4g)ちなみに世界の平均は、1日5g。全メニュー塩分2g以内で美味しく調理された宅配弁当で充実した減塩生活を!

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