塩分計とは?
塩分計とは、味噌汁や煮物などの塩分量を正確に測定できる機械のことです。最近では、電子塩分計(塩分測定器や塩分チェッカーともいう)が登場し、安いものなら2,000円程度から購入できるようになりました。
塩分量を図る仕組みは、全体の塩分濃度を%で測定し、料理の重さを掛けることで、塩分が何グラム含まれているか分る仕組みです。塩分濃度が濃ければ食べる量を減らすことができるので、塩分計を使えば塩分摂取量を正確にコントロール出来るのです。
塩分計の使い方
日本人に多いと言われている生活習慣病の一つ高血圧は、塩分の摂りすぎが原因になることがわかっています。高血圧は、進行すると血液の流れが悪くなって動脈硬化を引き起こし、脳梗塞・心筋梗塞などの生活習慣病も招くリスクも潜んでいます。
これらの生活習慣病を予防するには、食生活を見直して、塩分の少ない食事内容に変える必要があるのです。私たち日本人の伝統的な食文化の和食は、今では健康食として世界中でも注目を集めていますが、以外に塩分がたくさん含まれています。
例えば、味噌汁は一杯あたり約2gも含まれていると言われています。もちろん、味噌や醤油などの塩分の多い調味料をたくさん使用する和食には、味噌汁だけでなく、煮物など他のおかずにも塩分はたくさん含まれていますし、地域の食文化の違いや家庭によっては、味付けがかなり濃いところもあるでしょう。
数年前までは、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」では、1日の塩分摂取の目標値が、男性が10g未満、女性が8g未満となっていましたが、その後、新たに基準が改定されて、現在は、男性が8g未満、女性が7g未満まで引き下げられていることから、生活習慣病予防のための減塩の意識が高まってきていることがわかります。
しかし、毎回食事で塩分量の管理をするのは、健康のためだとわかっていても面倒ですし、いくら塩分量に気をつけて調理したつもりでも、どうしても味が濃くなってしまう場合もありますよね。
そんな方にオススメしたいのが、塩分計(塩分濃度測定器)です。この塩分計(塩分濃度測定器)なら、でき上がった味噌汁やスープなどの料理に含まれている塩分濃度を簡単に計ることができます。
塩分計(塩分濃度測定器)には、先端のセンサー部分が浸かるまで入れて計るタイプや、センサー部分に垂らして計るタイプなどがあり、たった数秒で塩分濃度がわかるようになっています。
また、塩分計(塩分濃度測定器)は、調理中でも使用することができるので、料理ができ上がる前にきちんと塩分濃度を抑えることができ、後で薄めたりして調整するといった面倒な手間も省けます。
さらに、サイズはコンパクトなので、外出先に携帯するのにも便利です。40歳以上の日本人男性の60%、女性の40%が高血圧だと言われているくらい、私たち日本人にとって、とても身近な病気になってきています。塩分計(塩分濃度測定器)を使ってきちんと塩分濃度を管理した食生活に見直すことで、病気とは無縁な健康な体作りを目指してみませんか?
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